在宅ワークは“映像+LAN+充電”が同時に安定するハブを選べ|失敗しない端子構成

在宅ワークは“映像+LAN+充電”が同時に安定するハブを選べ|失敗しない端子構成

在宅ワークは“映像+LAN+充電”が同時に安定するハブを選べ|失敗しない端子構成
 

はじめに——会議が止まるのは「ハブの選び方」で防げます

在宅ワークで多いご相談は、だいたいこの3つに集約されます。「画面が映らない(またはカクつく)」「Wi-Fiが不安定」「充電が減っていく」。実はこれらは別々の問題ではなく、USB-Cハブ(ドック)の“端子構成”と“つなぎ方”でほぼ解決できます。

このコラムは、初心者の方でもそのまま真似できる安定セットアップを、まとめました。

1.なぜ「映像・LAN・充電」を同時に満たす必要があるのか

在宅ワークのパソコンは、WEB会議中の画面共有、クラウドの同期、Webカメラやマイクなど同時に複数の負荷がかかります。ここで重要なのが次の3点です。

  • 映像(HDMI/DisplayPort):4KやWQHDで60Hzが出ると、スクロールや動画のカクつきが減少。資料の細部も読みやすくなります。
  • ネット(有線LAN):Wi-Fiが悪いわけではありませんが、会議は遅延とジッターに敏感。有線は安定の近道です。
  • 電源(USB-C PD):会議+外部モニターは消費電力が上がりがち。65W以上(できれば100W対応)がモバイルノートでも安心です。

この3つを1台のハブで同時に賄うと、ケーブルが最短でまとまり、トラブルポイントが激減します。

2.まず結論——この条件のハブを選べば「ほぼ間違いない」です

  • 映像:HDMI 4K/60Hz(またはDP 1.4)対応
  • ネット:ギガビットLAN(1GbE)ポート搭載
  • 電源:USB-C PD 100W対応(最低でも65W以上給電可能)
  • USB:USB-A 5Gbps×1〜2、できればSD/microSDも
  • ケーブル:“フル機能”USB-Cケーブル(映像・データ・給電に対応)を使用

迷ったら「HDMI 4K/60 + 有線LAN + PD 100W」の三点セットがおすすめです。

用語解説

  • Alt Mode(オルタネートモード):PCのUSB-Cから映像出力できる仕組み。PC側が対応していないと映りません。
  • PD(Power Delivery):USB-Cで給電する規格。数字(W)が大きいほど余裕あり。65W以上が安心ライン。
  • 4K/60:4K解像度で毎秒60回画面更新。フルHDでも、4K/60対応ハブは設計余裕が大きく安定しやすいです。

3.よくある失敗と、今日からできる対処

1)外部モニターが30Hzでカクつく

原因:ハブやHDMIケーブルが4K/60非対応。
対処:製品ページで「4K/60対応」を確認。HDMIは2.0以上を。

2)充電しているのにバッテリーが減る

原因:ハブのPDが45Wなどで不足。
対処:65〜100Wに格上げ。PC純正ACのW数も合わせて確認。

3)Wi-Fiが不安定で会議が固まる

原因:混雑や電波干渉。
対処:有線LANに切替。ハブのLANポートからルーターへ直結。

4)PCのUSB-Cが充電専用で映らない

原因:Alt Mode非対応ポートに挿している。
対処:機種の仕様で「映像出力」表記を確認。別のUSB-Cポートが有効な場合も。

4.そのまま真似できる「正解のつなぎ方」

  1. ACアダプター → ハブのPDポートの順で先に電源を入れる
  2. ハブ → PCをフル機能USB-Cで接続
  3. ハブのHDMI → モニター(ケーブルはHDMI 2.0以上
  4. ハブのLAN → ルーター(CAT6のLANケーブル推奨)
  5. マウスやレシーバーはハブのUSB-Aへ
  6. OS設定で拡張表示+60Hzを選択(Windows/Macどちらも)

先にハブへ給電してからPCを挿す——初回認識が安定します。

5.シーン別:これが“ストレスなく安定する構成”

A. 会議中心(フルHDモニター1台)

  • 必須:HDMI(4K/60対応が望ましい)+ 有線LAN + PD 65W〜
  • USB:USB-A×1〜2で十分(レシーバー・USBメモリ用)

B. 図面・動画編集(4Kで広く作業)

  • 必須:HDMI 2.0/DP 1.4で4K/60を確保
  • 電源:PD 100W推奨(高負荷時もドロップしにくい)

C. 出張が多い(軽量重視)

  • 必須:コンパクトでもHDMI+LAN+PDの三点は死守
  • ケーブル:短いフル機能USB-Cを常備

6.まずはここをチェック(購入前リスト)

  • □ 製品ページに「4K/60」の明記
  • ギガビットLAN(1GbE)搭載
  • PD 100W対応(最低65W以上)
  • □ PCのUSB-CがAlt Mode対応
  • フル機能USB-Cケーブルを用意(古い/細いケーブルは避ける)

7.具体例(エアリアの実力派で“迷わない”)

SEE-THROUGH5(シースルーファイブ)

HDMI出力/有線ギガビットLAN/PD対応Type-C/USB 3.0/2.0/カードリーダーを、コンパクトに集約。
在宅の“基本形”。まず1台ならコレ。

SD-CMULTI05-B を見る

REVERSIBLE TWELVE Ver.DP(ドッキングステーション)

4K HDMI/DP、GbE、PD最大100W、USB、SD/microSD、Audioまで一体。
据え置き重視の母艦ドック。外部モニター常用者に。

SD-CMULTIDX02 を見る

Type-C → HDMI 映像出力アダプター(SD-DPAH6)

ピンポイントで4K/60を確保。
LANは別アダプターで補完、電源は純正AC直挿しで堅実に。段階的導入に最適。

どのモデルも製品ページに写真と要点をまとめています。モニター解像度と必要W数から逆算すると、最短で決められます。

SD-DPAH6 を見る

8.サポート現場で多い“つまずき”と解決

  • HDMIが映ったり映らなかったり
    → HDMIケーブルを2.0以上へ交換/ハブの別ポートを試す/PC再起動後に拡張表示を再設定。
  • Webカメラのコマ落ち
    → カメラはUSB 3.xへ。外付けSSDなど帯域を食う機器は別ポートに分散。
  • LANがリンクしない
    → ルーター側ポート変更/LANケーブルをCAT6へ/ドライバー自動更新(Windows Update)を実行。
  • Macでの4K/60固定
    → システム設定 → ディスプレイ → 詳細表示でリフレッシュレート 60Hzを手動指定。

9.使い始めの“ベスト手順”(5分で完了)

  1. ドックをデスクの定位置へ(配線が曲がらない向き)
  2. AC → ドックを接続(ランプ点灯を確認)
  3. HDMI → モニター、LAN → ルーターを先に接続
  4. USB-C(フル機能) → PCを挿す
  5. Windows/Macで拡張表示+60Hzを設定
  6. キーボード/マウスのレシーバーをUSB-Aへ挿し、遅延がないか確認

一度安定したら、ケーブル長を短く整えると取り回しがさらに安定します。

ミニQ&A(はじめての方向け)

Q. うちのノートは「USB-C対応」とだけ。映像は出ますか?
A. Alt Mode対応の記載が必要です。機種名で検索、または当店にご相談ください。

Q. 45W充電器でも使えます?
A. 軽作業なら動くことも。ただし会議+外部モニターでは不足しがち。65W以上を推奨します。

Q. Wi-Fi 6だけで大丈夫?
A. 家庭環境次第。重要会議や画面共有は有線LANが安心です。

Q. ケーブルはなんでもいい?
A. いいえ。映像・データ・給電に対応した“フル機能USB-C”をご用意ください。

まとめ——“三点同時”が在宅の品質を決める

在宅ワークは映像(4K/60)・LAN(1GbE)・充電(PD 65〜100W)を同時に満たすハブが肝心。Alt Mode対応のPC、十分なW数、フル機能USB-Cケーブルの3条件が揃えば、会議も制作も止まりません。初めての方は「HDMI 4K/60 + 有線LAN + PD 100W」の三点セットから。あとはUSBポート数やカードリーダーなど、用途に合わせて足してください。

エアリアダイレクトでチェック!

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デスクトップPCのUSBポートが足りない!ハブの不安定さを解消する「増設ボード」

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最近、SNSやガジェット界隈で「次世代充電器」という言葉をよく見かけるようになりました。特に話題なのが、充電の出力W(ワット)数がリアルタイムで分かる「ディスプレイ搭載」モデルや、プラグの向きが変わるギミック付きの急速充電器です。確かに、数字がチャカチャカ動くのは見ていて純粋に楽しいですし、「これ、本当に急速充電されてる?」というモヤモヤを一目で解決してくれる“見える化”は、間違いなく便利です。ただ、実際に毎日カバンに入れて持ち歩くとなると、画面の賢さ以上に「絶対に忘れてはいけないアレ」の存在に気づきます。そう、ケーブルです。今回は、ディスプレイのトレンドを押さえつつ、持ち歩きの究極の正解とも言える「巻き取りケーブル内蔵型」の次世代充電器、Digital ARberos(デジタルエアベロス)の本音レビューをお届けします。 目次 1. 充電器本体だけ持っていって、絶望したことはないですか? 2. 画面搭載+「ケーブル内蔵」がもたらす圧倒的な身軽さ 3. スマホからノートPCまで。70W出力の頼もしさ 4. 関連コラム:ARberosをもっと使いこなす 5. まとめ:日常の充電ストレスをリセットする1台 1. 充電器本体だけ持っていって、絶望したことはないですか? 最新の急速充電器を買って、ワクワクしながらカフェで仕事をしようとした時。「あ、Type-Cケーブルを家に忘れた…」と絶望した経験、一度はあると思います。いくら最新のディスプレイがついていようが、プラグがスイングしようが、ケーブルが無ければただの重いブロックです。結局コンビニで割高なケーブルを買うハメになり、「荷物を減らすために良い充電器を買ったのに、なんでこんな目に…」と後悔することになります。充電器の進化において、出力や画面表示と同じくらい大事なのは「どうすれば荷物がスッキリまとまり、忘れ物をしないか」という運用面のアプローチです。 2. 画面搭載+「ケーブル内蔵」がもたらす圧倒的な身軽さ そこで推したいのが、エアリアの「Digital ARberos(AC70CCA)」です。この充電器、今流行りの「ディスプレイ搭載(見える化)」をしっかり押さえつつ、なんと巻き取り式のType-Cケーブルを本体に内蔵しています。 「ケーブルを入れたか」確認する手間がゼロになる 最大70cmまで伸びるType-Cケーブルが最初から本体に組み込まれているため、これ1つをカバンに放り込めば、すぐに出かけられます。「あ、ケーブル忘れた」という事故が物理的に起きません。使い終わったらシュルッと本体に収納できるので、カバンの中で他の小物と絡まるイライラもゼロです。 もちろん「見える化」もバッチリ対応 本体表面の1.33インチTFTディスプレイには、リアルタイムの充電ワット数(W)、電圧、充電時間がくっきりと表示されます。4パターンのアニメーションから好きな画面を選べる遊び心もありつつ、「お、今は65Wでしっかり急速充電されてるな」とひと目で分かる実用性はやはり手放せません。 壁のコンセントの向きに合わせて、画面表示を180度クルッと反転させる機能もついているため、「挿してみたら画面が逆さまで見えない」という地味なストレスもしっかり対策されています。 3. スマホからノートPCまで。70W出力の頼もしさ もうひとつ、次世代充電器を選ぶ時にシビアに見るべきなのが「最大出力」です。スマホやタブレットだけなら30W〜45Wクラスでも十分ですが、出先でノートPC(MacBookなど)を開いてガッツリ作業するなら、どうしてもパワー不足を感じてしまいます。 ノートPCも余裕でカバーする最大70W Digital...

昔のゲーム機やVHSを今のテレビに映す!赤白黄(RCA)をHDMIに変換する方法

昔のゲーム機やVHSを今のテレビに映す!赤白黄(RCA)をHDMIに変換する方法

押し入れから昔のゲーム機を引っ張り出して、いざ遊ぼうとテレビの裏を見た瞬間、絶望したことはありませんか?「あれ? 赤白黄色の端子を挿す穴がない……」レトロゲーム機やVHSのビデオデッキ、古いDVDプレーヤー。機械自体はピンピンしていても、今の薄型テレビやゲーミングモニターには「HDMI端子」しか用意されていないことが多く、そのままでは接続することすらできません。本記事では、そんな映像規格の壁を越え、思い出の機器を現代の環境で鮮やかに復活させる方法を解説します。 目次 1. なぜ昔の機器はそのまま繋がらないのか?(アナログとデジタルの壁) 2. ただ映すだけじゃない。「UPEMPIRE CLIMAX」が刺さる4つの理由 3. VHSの再生や、ゲーム配信の“第一歩”にも最適 4. 購入前に知っておきたい注意点と製品仕様 5. 結論:思い出の映像資産を、今の環境に馴染ませる最適解 1. なぜ昔の機器はそのまま繋がらないのか?(アナログとデジタルの壁) 古い機器が今のテレビで映らない理由はとてもシンプルです。スーパーファミコンやVHSが全盛だった時代の映像信号は「アナログ(RCAコンポジットやSビデオ)」ですが、現在のテレビは「デジタル(HDMI)」しか受け付けないようになっているからです。ここで重要なのは、100円ショップなどで売っているような「ただ端子の形を変えるだけのケーブル」では映像は出ないということです。アナログの波をデジタルのデータに翻訳し、さらに今の高解像度なテレビに合わせて映像を引き伸ばす「アップスキャンコンバーター」という変換装置が間に必要になります。 しかし、市場に溢れる安価なコンバーターを買うと、「映像がぼやける」「画面が無理やり横に引き伸ばされてキャラクターが太る」といった悲劇が起こります。レトロゲームを本気で楽しみたいなら、変換器選びは絶対に妥協してはいけないポイントです。 2. ただ映すだけじゃない。「UPEMPIRE CLIMAX」が刺さる4つの理由 そこでおすすめしたいのが、エアリアのアップスキャンコンバーター「UPEMPIRE CLIMAX(SD-UPCSH4)」です。これは単に「とりあえず映ればいい」という製品ではなく、現代のAV環境にレトロ機器を綺麗に馴染ませるために作られたシリーズ上位機です。 ① レトロゲーマー歓喜の「4:3比率保持」 昔のゲームはブラウン管テレビ(4:3)を前提に作られています。安価な変換器を通すと、今のワイドテレビ(16:9)に合わせて画面が横に引き伸ばされてしまいますが、本機はリモコン操作で「4:3」の比率をカチッと保持できます。当時のドット絵そのままの感覚で遊べるのは非常に重要です。 ② HDMI機器を邪魔しない「2系統入力切替」 今のテレビの裏は、PS5やSwitch、Fire TVなどでHDMI端子がすでに埋まっているはずです。本機は「HDMI入力端子」を2つ備えているため、今までの最新機器を繋いだまま、そこにレトロゲーム機を相乗りさせることができます。遊ぶたびにケーブルを差し替える面倒がありません。...

昔のゲーム機やVHSを今のテレビに映す!赤白黄(RCA)をHDMIに変換する方法

押し入れから昔のゲーム機を引っ張り出して、いざ遊ぼうとテレビの裏を見た瞬間、絶望したことはありませんか?「あれ? 赤白黄色の端子を挿す穴がない……」レトロゲーム機やVHSのビデオデッキ、古いDVDプレーヤー。機械自体はピンピンしていても、今の薄型テレビやゲーミングモニターには「HDMI端子」しか用意されていないことが多く、そのままでは接続することすらできません。本記事では、そんな映像規格の壁を越え、思い出の機器を現代の環境で鮮やかに復活させる方法を解説します。 目次 1. なぜ昔の機器はそのまま繋がらないのか?(アナログとデジタルの壁) 2. ただ映すだけじゃない。「UPEMPIRE CLIMAX」が刺さる4つの理由 3. VHSの再生や、ゲーム配信の“第一歩”にも最適 4. 購入前に知っておきたい注意点と製品仕様 5. 結論:思い出の映像資産を、今の環境に馴染ませる最適解 1. なぜ昔の機器はそのまま繋がらないのか?(アナログとデジタルの壁) 古い機器が今のテレビで映らない理由はとてもシンプルです。スーパーファミコンやVHSが全盛だった時代の映像信号は「アナログ(RCAコンポジットやSビデオ)」ですが、現在のテレビは「デジタル(HDMI)」しか受け付けないようになっているからです。ここで重要なのは、100円ショップなどで売っているような「ただ端子の形を変えるだけのケーブル」では映像は出ないということです。アナログの波をデジタルのデータに翻訳し、さらに今の高解像度なテレビに合わせて映像を引き伸ばす「アップスキャンコンバーター」という変換装置が間に必要になります。 しかし、市場に溢れる安価なコンバーターを買うと、「映像がぼやける」「画面が無理やり横に引き伸ばされてキャラクターが太る」といった悲劇が起こります。レトロゲームを本気で楽しみたいなら、変換器選びは絶対に妥協してはいけないポイントです。 2. ただ映すだけじゃない。「UPEMPIRE CLIMAX」が刺さる4つの理由 そこでおすすめしたいのが、エアリアのアップスキャンコンバーター「UPEMPIRE CLIMAX(SD-UPCSH4)」です。これは単に「とりあえず映ればいい」という製品ではなく、現代のAV環境にレトロ機器を綺麗に馴染ませるために作られたシリーズ上位機です。 ① レトロゲーマー歓喜の「4:3比率保持」 昔のゲームはブラウン管テレビ(4:3)を前提に作られています。安価な変換器を通すと、今のワイドテレビ(16:9)に合わせて画面が横に引き伸ばされてしまいますが、本機はリモコン操作で「4:3」の比率をカチッと保持できます。当時のドット絵そのままの感覚で遊べるのは非常に重要です。 ② HDMI機器を邪魔しない「2系統入力切替」 今のテレビの裏は、PS5やSwitch、Fire TVなどでHDMI端子がすでに埋まっているはずです。本機は「HDMI入力端子」を2つ備えているため、今までの最新機器を繋いだまま、そこにレトロゲーム機を相乗りさせることができます。遊ぶたびにケーブルを差し替える面倒がありません。...

モニターの音が悪い?PS5やSwitchで外部スピーカーを使う「HDMI音声分離」

モニターの音が悪い?PS5やSwitchで外部スピーカーを使う「HDMI音声分離」

動きの速いゲームを快適に遊ぶために、テレビからPC用のゲーミングモニターに買い替える人が増えています。しかし、いざPS5やNintendo Switchを繋いでゲームを起動した瞬間、「なんだか音が軽い…?」とがっかりした経験はないでしょうか。「それなら、手持ちのPC用スピーカーや古いサウンドバーを繋ごう」とゲーム機の背面を見ると、今度は「光デジタル端子」や「アナログ音声端子」がないことに気づきます。映像はモニターで綺麗に見たいけれど、音はHDMI非対応の手持ちのスピーカーから出したい。今回は、そんなゲーム環境の接続の悩みを解決する「HDMI音声分離機」という道具について、メリットと知っておくべき制約を解説いたします。 目次 1. なぜPCモニターの内蔵スピーカーは音が物足りないのか 2. 古い外部スピーカーが、PS5にそのまま繋がらない理由 3. 映像と音の道を分ける「HDMI音声分離機」の仕組み 4. 買う前に確認!PS5とSwitchで異なる「映像仕様」の選び方 5. まとめ:音環境が整うと、ゲームの満足度は跳ね上がる 1. なぜPCモニターの内蔵スピーカーは音が物足りないのか 大前提として、大半のPC用モニターに内蔵されているスピーカーは「とりあえず音が鳴る」ことを目的として設計されていることが多いです。 良い音(特に低音)を出すには、スピーカー内部にある程度の「空間の広さ」が必要です。しかし、近年のモニターはデザイン性を重視して限界まで薄型化・ベゼルレス化(枠を細く)されているため、物理的に大きなスピーカーユニットを搭載するスペースがありません。 結果として、1W〜2W程度の小さなスピーカーが背面にひっそりと埋め込まれることになり、音が後ろにこもって聞こえたり、スマートフォンのスピーカーよりも軽く薄い音になってしまうことが多いのです。「モニターの故障かな?」と疑う方もいますが、構造上の仕様であることがほとんどです。 2. 古い外部スピーカーが、PS5にそのまま繋がらない理由 モニターの音が物足りないなら、別のスピーカーを用意すればいい。しかしここで、接続の壁にぶつかります。 HDMI入力端子を備えた最新のAVアンプやサウンドバーであれば、PS5と直接HDMIケーブルで繋ぐことができます。しかし、PC用のスピーカーや、光デジタルやアナログ入力しかない古いサウンドシステムを使いたい場合、昔のゲーム機には付いていた「光デジタル音声出力端子」や「アナログ端子」が、PS5本体には搭載されていません。 Nintendo Switchの場合、本体上部に3.5mmのイヤホンジャックはありますが、TVモードで遊ぶ際にわざわざ本体から長いケーブルを引くのは配線が煩雑になります。 モニターのイヤホンジャックを使う方法 モニター側にイヤホンジャック(AUX端子)があれば、そこから外部スピーカーへ繋ぐことは可能です。ただし、製品によってはモニター内の安価なオーディオ回路を経由するため、ノイズが乗ったり、音量や音質が物足りなく感じたりするケースがあります。 「HDMIから出力される音声を、モニターの回路を通さずに、光デジタルやアナログ接続で手持ちのスピーカーに送りたい」。これを叶えるための道具がHDMI音声分離機です。 3. 映像と音の道を分ける「HDMI音声分離機」の仕組み 「HDMI音声分離機(オーディオエクストラクター)」は、HDMIケーブルの中を流れている「映像」と「音」のデータを途中で分離してくれる小さな箱です。...

モニターの音が悪い?PS5やSwitchで外部スピーカーを使う「HDMI音声分離」

動きの速いゲームを快適に遊ぶために、テレビからPC用のゲーミングモニターに買い替える人が増えています。しかし、いざPS5やNintendo Switchを繋いでゲームを起動した瞬間、「なんだか音が軽い…?」とがっかりした経験はないでしょうか。「それなら、手持ちのPC用スピーカーや古いサウンドバーを繋ごう」とゲーム機の背面を見ると、今度は「光デジタル端子」や「アナログ音声端子」がないことに気づきます。映像はモニターで綺麗に見たいけれど、音はHDMI非対応の手持ちのスピーカーから出したい。今回は、そんなゲーム環境の接続の悩みを解決する「HDMI音声分離機」という道具について、メリットと知っておくべき制約を解説いたします。 目次 1. なぜPCモニターの内蔵スピーカーは音が物足りないのか 2. 古い外部スピーカーが、PS5にそのまま繋がらない理由 3. 映像と音の道を分ける「HDMI音声分離機」の仕組み 4. 買う前に確認!PS5とSwitchで異なる「映像仕様」の選び方 5. まとめ:音環境が整うと、ゲームの満足度は跳ね上がる 1. なぜPCモニターの内蔵スピーカーは音が物足りないのか 大前提として、大半のPC用モニターに内蔵されているスピーカーは「とりあえず音が鳴る」ことを目的として設計されていることが多いです。 良い音(特に低音)を出すには、スピーカー内部にある程度の「空間の広さ」が必要です。しかし、近年のモニターはデザイン性を重視して限界まで薄型化・ベゼルレス化(枠を細く)されているため、物理的に大きなスピーカーユニットを搭載するスペースがありません。 結果として、1W〜2W程度の小さなスピーカーが背面にひっそりと埋め込まれることになり、音が後ろにこもって聞こえたり、スマートフォンのスピーカーよりも軽く薄い音になってしまうことが多いのです。「モニターの故障かな?」と疑う方もいますが、構造上の仕様であることがほとんどです。 2. 古い外部スピーカーが、PS5にそのまま繋がらない理由 モニターの音が物足りないなら、別のスピーカーを用意すればいい。しかしここで、接続の壁にぶつかります。 HDMI入力端子を備えた最新のAVアンプやサウンドバーであれば、PS5と直接HDMIケーブルで繋ぐことができます。しかし、PC用のスピーカーや、光デジタルやアナログ入力しかない古いサウンドシステムを使いたい場合、昔のゲーム機には付いていた「光デジタル音声出力端子」や「アナログ端子」が、PS5本体には搭載されていません。 Nintendo Switchの場合、本体上部に3.5mmのイヤホンジャックはありますが、TVモードで遊ぶ際にわざわざ本体から長いケーブルを引くのは配線が煩雑になります。 モニターのイヤホンジャックを使う方法 モニター側にイヤホンジャック(AUX端子)があれば、そこから外部スピーカーへ繋ぐことは可能です。ただし、製品によってはモニター内の安価なオーディオ回路を経由するため、ノイズが乗ったり、音量や音質が物足りなく感じたりするケースがあります。 「HDMIから出力される音声を、モニターの回路を通さずに、光デジタルやアナログ接続で手持ちのスピーカーに送りたい」。これを叶えるための道具がHDMI音声分離機です。 3. 映像と音の道を分ける「HDMI音声分離機」の仕組み 「HDMI音声分離機(オーディオエクストラクター)」は、HDMIケーブルの中を流れている「映像」と「音」のデータを途中で分離してくれる小さな箱です。...