5GbE LANボードおすすめ|はじめての人向けに“5ギガ”の基礎→必要性→失敗しない選び方まで
投稿者 :エアリアダイレクト on

この記事でわかること
- 5GbEって何?(1Gbps・2.5Gbps・10GbEとの違い)
- LANボード(NIC)は誰が使う? どんなときに必要?
- 失敗しないチェックリスト(スイッチ/ケーブル/PCスロット)
- おすすめの1枚:はじめてでも導入しやすいPCIe 5GbE
1. 5GbEってなに?かんたん解説
5GbE(ファイブギガ・イーサネット)は、有線LANの最大速度が5Gbpsの規格です。身近な1Gbps(ギガビットLAN)の約5倍の帯域が使えるため、次のような“待ち時間”を短縮できます。
- ゲームやアプリの大型アップデートのDL
- NAS/サーバーへ大容量ファイルのコピー
- 写真・動画編集の素材読み書き
- クラウドへのバックアップ
1GbE / 2.5GbE / 5GbE / 10GbEのざっくり比較
- 1GbE:一番普及。コスパ最強だが大容量作業は待つ
- 2.5GbE:1GbEの約2.5倍。最近のマザーボードに内蔵も増加
- 5GbE:体感アップが大きいのに、10GbEより導入がラク
- 10GbE:最速クラスだが機器・ケーブル・発熱・電力のハードル高め
「1GbEは遅い、でも10GbEまではいらないかな…」という人に5GbEがオススメなのです。
2. LANボード(NIC)ってどういう人が使うの?
LANボード(NIC)は、PCI Expressスロットに挿して使う拡張カード。マザーボードのLANより高速・多機能にしたいときに選ばれます。
こんな人に向いています
- ゲーマー:ゲームのDLやパッチ取得をとにかく速くしたい
- クリエイター:NASに置いた4K/8K映像・RAW写真をサクサク扱いたい
- 在宅・SOHO:大きなデータの共同作業・クラウド同期を短時間で済ませたい
- 小型PC/業務PC:ロープロファイル筐体でも有線LANを強化したい
- 内蔵LANが1GbEのPCを延命:PC買い替え無しで帯域を一気に増やす
USB外付けの2.5GbEアダプターでも手軽に速くできますが、5GbE以上ならPCIe拡張カードの安定感が有利です。
3. 5GbE導入の前に|ここだけはチェック
A. スイッチ(ハブ)の対応
- 5GbE対応が理想。2.5GbEでも段階的に高速化できます。
- 非対応スイッチだと1Gbpsでリンクします。
B. LANケーブル
- CAT6a以上推奨。5eでも通信はできますが1Gbps止まりになりやすい。
- 迷ったらPC~スイッチ間だけでもCAT6aへ交換。
C. PC側スロット
- PCIe x1(Gen3以上)推奨。x1~x16スロットに装着可。
- ロープロファイル筐体なら、付属ブラケット有無を確認。
D. OSとドライバ
- Windows 11/10に対応か。初回にドライバ導入が必要な場合あり。
4. 取り付け~設定(初心者向け手順)
- PCの電源OFF→コンセントを抜く
- ケースを開け、PCIe x1スロットを確認
- 必要ならロープロブラケットへ交換
- カードをまっすぐ挿し、ネジで固定
- 電源ON→ドライバをインストール
- CAT6aのLANケーブルでスイッチに接続
- Windowsのアダプターの状態でリンク速度(5.0/2.5/1.0Gbps)を確認
- 大容量コピーや速度テストで体感をチェック
出ない/遅いときは、スイッチの対応 → ケーブル → ドライバ → リンク速度設定(Auto) → ジャンボフレームの順に見直します。
5. 失敗しない“買い方”チェックリスト
- □ 5GbE/2.5GbE対応のスイッチはある?(段階導入でもOK)
- □ CAT6aケーブルを用意(最低でもPC~スイッチ間)
- □ PCにPCIe x1 Gen3以上の空きはある?
- □ ロープロ/フルハイトどちらのブラケットが必要?
- □ Windows 11/10でドライバ導入手順を把握
- □ ジャンボフレームは環境が揃えばON(最大16Kなど)
- □ Wake on LANを使うならBIOS/OS設定も確認
6. おすすめ:はじめての“5ギガ”にちょうどいい1枚
エアリア PCI Express LANボード 5Gbps対応(SD-PE5GL-B)
こんな人にぴったり
- まずはPCだけ5GbEにして体感を上げたい
- 小型PC(ロープロ)でも使いたい
- 価格を抑えつつ、安定して5ギガを使いたい
主な特徴
- Realtek RTL8126搭載:1G/2.5G/5Gのマルチスピード
- ヒートシンク搭載:高負荷でも安定
- ジャンボフレーム(最大16K)対応:大容量転送でCPU負荷を軽減
- Wake on LAN・Auto MDI/MDI-X・IPv6対応
- ロープロブラケット付属:省スペPCに装着可
- 低消費電力(最大1.7W):常時稼働PCにもやさしい
- Windows 11/10対応
基本仕様(抜粋)
| インターフェイス | PCIe x1(Gen3以上推奨) |
|---|---|
| 端子 | RJ-45(8極) |
| 対応速度 | 100M / 1G / 2.5G / 5G(Auto) |
| サイズ/重量 | 73.5×42.7mm / 30g |
| 付属 | ロープロファイルブラケット |
ポイント:USBの外付けと違い、PCIe直結の安定性と5GbE対応を手頃な価格で両立。まず1台、“今すぐ5ギガ”を体感したい人に最適です。
7. よくある質問
Q1. 家のルーターやスイッチが1GbEでもメリットはありますか?
A. そのままだとリンクは1Gbpsです。段階導入でOKなので、まずPCだけ5GbE化→のちに2.5/5GbEスイッチに替えると体感が上がります。NASや主要PCから優先的に。
Q2. ケーブルは全部CAT6aに替えないとダメ?
A. PC~スイッチ間だけCAT6aにするだけでも効果が出ます。全部一気に替えなくても大丈夫。
Q3. USBの2.5GbEアダプターと迷っています。
A. 2.5GbEは手軽、5GbEは帯域・将来性が魅力。安定重視や大容量転送が多いならPCIe 5GbEが有利です。
Q4. ジャンボフレームってONにした方が速い?
A. PC/NAS/スイッチで同じ値にそろえられるなら効果的。混在環境ならOFFのままでも問題ありません。
Q5. 発熱や消費電力は大丈夫?
A. 本カードはヒートシンク搭載・最大1.7Wの低消費電力設計。常時稼働PCでも扱いやすいです。
8. まとめ:5GbEは“速さと現実性”のちょうどいい落としどころ
- 1→5GbEで体感は明確にアップ
- PCIe拡張カードなら安定・低遅延・将来性も確保
- CAT6aケーブルと対応スイッチで効果最大化
- はじめの一歩には、エアリア SD-PE5GL-Bが扱いやすい
「10GbEはまだ早い。でももう1GbEには戻れない」――そんな人のベストアンサーが5GbEです。

